こういう叢書のシリーズがあるとは不覚にも知らなかった。
TH no.37 特集・デカダンス~呪われた現世を葬る耽美の楽園 (トーキングヘッズ叢書 第 37)
先日本屋さんにいったとき美術書が平積みしてあって、その中でシュトゥックという画家の画が目に留まった。
それでそのキーワードで検索してこれが出てきたのでamazonでポチってみたわけですが。
肝心のシュトゥックの画はあまり載ってなかったんだけどトータル的にはゴスやらなんやらな感じで面白い一冊だった。
テキストが多目というのもいい。
個人的には『刺青のサロメ』や『出現』で有名なモローが洋画で一番好きな作家なんだけれども、クリムトとか今回気になったシュトゥックとかもこの本は記載があって、そうすると自分の好みはゴスとかデカダンとかになるっちゅうことなんかな。
自分自身を装うとかそういう発想はまったくないので鑑賞の対象としてだけど、たしかにこういうゴージャスかつ邪悪な、それでいてある種のストイックさを感じさせる魔的なデザインワークというのは大好き。
ただ、自分も歳を喰ったせいか、一部とんがりすぎてるヤツは少々食傷気味でもありーの(苦笑)。
この叢書はどうもテーマごとのシリーズになっているようで、チャンスがあれば別の号も読んでみたいんだが、けっこう単価高いのよね。
そのくせこういった本のニーズは一部限定のためうっぱらったとしても二束三文確定w
なやましい(笑)。