流れ星になったあの子へ

標準

2010年6月13日 22時51分。










(NASA撮影分はこちら







はやぶさがその最後の最後に撮影した「故郷」地球の映像。<(C)JAXA>



最後の瞬間の写真→朝日読売もいい仕事した。




NHKでの映像。きれいな、本当にきれいな流れ星・・・。

(NHK公式はこちら




NASA撮影の写真。(動画はこちら



こういう粋な出迎えも。






今回は既存の大マスコミがほとんどスルーしていたのでtwitterやUSTREAMといった新時代のソーシャルメディアが大活躍でした。
しかしこれは反則(泣)。
(ある方が描かれたようです。このクジラはtwitterの輻輳したときに出てくるマスコットキャラクター)



自分はここで突入の瞬間を見ていました。

はやぶさは7年にも及ぶ長期間の宇宙の旅をおえて、6月13日19時51分、小惑星イトカワのサンプルを採取した再突入用カプセルを分離し、6月13日22時51分ごろ、自身は大気圏に突入、燃え尽きながらも地球へ「帰還」しました。

今回のはやぶさプロジェクトがこれだけ一部の人たちに熱心に注視されることになったのは、あの数々のトラブルにも負けずにけなげにがんばるその姿に多くの人たちが勇気をもらったからでしょう。

昔から花に会っては花に神を見、岩に会っては岩に神を見る八百万の神さまの文化を持つ、アニミズム的なメンタリティをもつ日本人においてはいつしか”彼””彼女”と擬人化していただけに一層その効果は大きかったと思います。

再突入後、一部の人たちがそういったところをボソッとくさしてましたが、自分としてはそういった”思い込みの力”―たんなるモノやコトに対しても思い入れをし、愛情を注ぐことができることが実は日本人の技術力の源泉ではないか―そう思っています。

だからながい旅を終えた”あの子”へこれだけの人がねぎらいの言葉を掛けたのでしょう、


おかえりなさいと。


そして彼は無事帰ってきました。


ただいま!と。


それでいいんじゃないかと思います。

ほんとうに長い間おつかれさまでした。
そしてこれだけのながい旅をささえた技術陣の皆様に心からの感謝を。

ありがとう、君のくれた勇気の種はおそらくあの中継で見ていた多くの子供たちや、こころあるたくさんの人たちのなかで育っていくと思います。

ありがとう。ほんとうにありがとう。



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