はやぶさ俯瞰

標準

せんせー!?なんか緩んだままもとにもどりませーん!?
ということでこんなものをさっくり一気読みしてしまっております。

サーセンw


小惑星探査機 はやぶさの大冒険




はやぶさ7年間の軌跡を関係者のインタビューをまじえつつまとめた全体を俯瞰できる一冊。

これまでネットやWeb上の動画で散々まとめられてきたので概要がわかっていたこともあってあっちゅーまに読破。
おそらく読みやすくまとめてある一冊ということではいまのところこれが一番だろうか?
(それにしても7/29第一刷で8/10でもう三刷というのが笑える)

ただ読みものとしての工夫は随所にされているのだが、その工夫がおっさんくさくて、ネット上での若い人たちのブームの中ではやぶさの軌跡を見てきたひとたちには、この本の語り口は少々オヤジ臭い部分が鼻につくのではないか。

著者の山根 一眞氏はこういったテクニカル系のジャンルで長く活躍されているベテランだと認識しているが、悲しいかなノリが週刊ポストなどで連載していた『メタルカラーの時代』まんまなのだ。なので良い本ではあるがけして若い人向けではない一冊であるということははっきりいっておく。
(正直必要以上に野球ネタからませられている部分が野球に興味のない自分には萎え萎え)

ただしやはり第一線でずっと活躍されている筆力のあるジャーナリストなので、そういった部分をスルーして読めば非常に良い一冊。

不覚にも再突入前後のやりとりを読んでいてまた泣いてしまった。

また本文最後のほうでもくさしていたが、こういった偉業を伝えなかった日本のテレビ各局はほんと恥ずかしい。
マスゴミとはホント言い得て妙だと言わざるを得ない。
若い人たちはこれでますます旧型のマスメディアに失望を抱いたのではなかろうか。

これを機会に是非反省してほしい。



あとすっかり『Starduster』は、はやぶさのテーマ曲になっちゃったな。相模原でもMMD版のPV流れてたらしい。

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