青春18きっぷの旅・その1

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実家より「いくらなんでも盆ぐらいは帰って来い」コールがあったので、しかたなく(苦笑)遅めの盆休みをかねて帰阪。

で、せっかくのこんな身分(笑)、新幹線で帰るだけのお金はあるが、こんな機会じゃないとなかなか出来ないことをしよう!と青春18きっぷを使って鈍行で大阪まで帰ることにした。

結論:いままでこの楽しさを知らんかったワシはアホや!

めっちゃ楽しかったんですけど!




※googleマップでなぞった初日の移動行程。およそ京都までで530km。

というか「青春18きっぷ」とあるが、こういう旅の楽しさは、おっさんになってからのほうがはるかに楽しいんじゃないかな。
これだけの距離、「移動する」ことだけにしか価値をみないのであれば、それはもう新幹線が最高なわけですよ。

けどこの距離の中に、歴史や文化があり、いろんな知恵のヒントが隠れている、ということを悟る・感じる、にはある程度の年齢が必要とされる。
若い子が草っ原ばっかりの山間見ても心踊らんと思うわけよ、そりゃ都会が楽しいに決まってる。

そういう意味で、いまこの年齢、このタイミングでこういう旅が出来たことは、自分にとってはj非常に幸運だったと思います。

以下、写真を例のFlashギャラリーで貼っておきます。1日目は写真少なし。
それでもロードに若干時間かかるかもしれないので、興味のない方はスルーなさってください。

■ 1日目

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スタートは新宿。

当初ねらってた中央線の高尾行きを、ホーム間違えてのりそこなってしまいぎゃふんなスタート。

都心の駅は始発でもムシムシしてて、始発のさわやかさなぞはどこ吹く風。
終電の延長のような5時台の電車で高尾まで。

高尾から中央本線で山梨、甲府と越えて、下諏訪まで。
このあたりでは天気が小雨で薄暗かったが、山間を走るので山に霧がかかっていて雰囲気あった。

下諏訪で下車して、諏訪大社の下宮(秋宮)にお参りするが、神楽殿が改装中とのこと。
本殿でご挨拶し、社務所で両親用にお守りを買うが、(バイトと思しき)巫女さんがサービス業であろうにちょっと残念な対応。

もやーっとしつつ、朝飯まだだったので近くのセブンイレブンでおにぎりを買うと、ここの(アルバイトと思しき)レジのおばさんがすこぶるサービス業の鑑(かがみ)のような対応で気分が戻る。

再び中央本線。

関係各位(笑)が強くつよーくすすめてくれた「飯田線」という南下する列車があったんだけど、初手からそんなハードコアなのもどうよ?と日和ってしまい、塩尻から中津川行き。

下諏訪までの山梨の景色もそうだが、この路線も景色が素晴らしくて「次の列車の時間までが二時間半w」とかいう世界でなければ、絶対途中下車してボーっとしたいような景色だった。

実際にこれらの景色を見て強く感じたのは、日本人の中にある原風景の一つというのは、間違いなくこういう景色だな、ということ。

こういう景色がDNAに組み込まれている、ということを理解せずに物事を考えてもうまくいかないような気がした。

中津川から乗り換えて名古屋まで。

もうここの路線を並行して走る土岐川の景色が最高で!
絶対川魚いるし、トンボ飛んでるはずだし、ツバメは田んぼの上を旋回しているはずなのですよ!

降りてぇー、川でばちゃばちゃしてー、と思ったがやはり駅そのものからはそこも微妙な距離なのであった・・・。

実はこのコース通ってみたかったのは、一つは恵那とか土岐とかって、歴史モノに限らずよく小説に出てくるのだね。

明智光秀の家系の明智氏とかはこのあたりの出身のはず。

あとその前の伊那谷とかは、なぜか日本のハードボイルドものとか伝奇ものの小説では絶対なんか隠したり、隠し里があったりするところなのだ。

けど納得、絶対なんか隠れてるよ(爆笑)。

しかし土岐越えたあたりで、急に見慣れたつまらない都市郊外の風景になる。
と思ってるうちに名古屋到着。

昼飯食って、東海道本線に乗り換え。大垣行き。
名古屋・大垣間はよく通るわりに土地鑑のボキャブラリがまったく増えないので、ゆっくり見たいなと思ってのに気がつくと米原、気絶してました。 orz

米原で新快速に乗り換え、京都まで。
あとは勝手知ったる場所なので、電車の揺れに身を任すのみ。

そんな第一日目でございました。

(二日目・・・というか姫路・天王寺編につづく)

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