【メモ】放射性物質とか核反応とか

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また例によって個人用メモです。




【メモ】ウラン・原子番号 92。


・原子炉で使われるのは同位体(陽子の数は同じで中性子の数が違う)ウラン235(陽子92個/中性子143個)


・ ウラン235は自然界には0.7%。(ほとんどは238)


・人工的な分裂でなく自然な状態での半減期は7億年。


・逆にいうとそれを人工的に反応させているのが核反応


・これが核爆弾であれば燃料となるウランを全て反応し尽して「燃え尽きる」


・原子炉は元々「燃え尽きさせない」設計なので逆にいうとやっかい




【メモ】半減期=元となる核物質の半数が自然に崩壊する期間(確率)のこと。


・今回の福島の燃料がウラン235だとするとそれが人工的な核反応で分裂して(元素番号の低い)ヨウ素、セシウム等になる。


・これ、かならずこの二つの元素になるのかまではちょっと確認とれず


・しかし報道見るとこの二つしかいまのところ名前聞かないのでこれでいいとしよう




【メモ】ヨウ素・原子番号 53。


・核反応でウランからできるヨウ素の同位体(陽子の数同じ/中性子だけ多い)はヨウ素131?(陽子53/中性子78?)


・半減期は「8.1日」(この日数で自然にヨウ素からまたさらに軽い元素へ変わる)




【メモ】セシウム・原子番号55。


・核反応の際にできる同位体はセシウム137(陽子55/中性子82)


・半減期は30.1年。生体内での半減期は「70日以下」


・体内に入った場合はプルシアンブルーで治療。


・セシウム137に結合し、体外への排出を促進。(ソース:wikipedia)




で、同位体ということを考えて、元となるウラン235から、ヨウ素・セシウムの同位体の陽子・中性子の数を考える、ということでいいのか?
必ずこのどちらかに分裂するとかセットで出てくるのかとかそこらがわからん。


原子炉の運転では崩壊促進(出力上げる)させるためには、減速した中性子を外部からあてる。
だから中性子が核反応のトリガー。


重水(水分子の同位体=中性子の数が多い=質量の重い水)はそのため(中性子の減速のため)に使う。
(減速した中性子のほうが燃料となるウランにつかまりやすいので=早いとつかまらない)
制御棒はその中性子を吸収するためのもの。不要な中性子を吸収して核反応を抑える。


放射能被害というのはこの核反応の際に出る放射線(種類複数あり)を近くで大量に浴びるか、飛散した核分裂の際の生成物(ヨウ素とかセシウム)を誤って体内に取り込んでしまった場合に分かれる(体内被曝)。


で、放射「線」に関しては、量的には前のエントリでも書いたように基準値があって、その範囲であれば大騒ぎをする必要はない。


放射性物質に関しては、現状の報道では健康に影響がでるほど飛んできてはいない、というが正確な量の報道はなし(不明)。
ただし、ある程度の量がもし飛んできているのなら、各地に設置されている放射性物質のモニタリングポスト(センサー)の数値があがるはず。参考→非公式+それぞれの測定地で採用してる単位の確認は必須だが日本各地での空気中の放射線量を調べる方法(Google Map)


(ただ、現状設置されているそれらの数(密度)や感度が十分なものかは不明=こういう事態を想定したものではないので)


現状個人でひろえるデーターからすると必要以上に不安がる必要はなし。
成人の場合は特に。


ただし、いましばらくの注視は必要。
今日も余震あったし。


いましばらく兜の緒は緩めぬよう。



【メモ】放射性物質とか核反応とか」への2件のフィードバック

  1. niseikkyu

    あ、そうかそちらはそういうの専門ですわな。
    モノ自体に対する興味はあるけどまだ挙動不審者として逮捕されたくないので遠慮しておきます(笑)。

    日本全国ゆれてるのでそちらも油断なされませぬよう。

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