【2018年春】青春18きっぷの旅【備忘録】

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めんどくささにかまけてまとめてなかったが、月あたりのノルマ記事数足りなさそうなのでいまさらまとめてみる。

4月頭に所用があって大阪に戻っていた+帰京後、以前から気になっていた北茨城方面へ珍しく泊りがけで出かけたので、その行程を簡単に。



帰阪してからの行程をまとめてあるが、正確には帰阪の際も途中まで18きっぷを使った。

まず東海道線で小田原の手前、二宮駅で下車、吾妻山公園で因縁の吾妻神社を再訪(昨年ここ行ったときに人生最大の肉離れやったのだw)。桜の季節だったこともあって絶好のロケーション・・・だがその時撮った写真が今どっか行っちゃってるので気が向いたら後ほど上げるかも(笑)。今度は肉離れせずぶじ山を下りれましたw

その後小田原で昼食をとり、再び東海道線で西へ。実はけっこうノープランで三島で降りて三島大社もいいかなあと思っていたのだが、なぜか成り行きでJR草薙駅で下車。徒歩30分ほどかけて草薙神社へと。

ここは日本武尊が火計の罠にはめられたところを天叢雲剣で危機を脱したという由来の場所の一つ。同エピソードもう一つの関連地・焼津も行きたかったのだが、日が暮れてきたので断念。この草薙神社もなかなか趣のある神社で、火計云々はともかく縁起の場所ではありそうな雰囲気。それと直接の関係はないだろうが龍勢(和式ロケット花火)の立派なものが神楽殿のわきに飾ってあったのが印象的。

ここでずいぶん時間が押してしまったので、草薙駅からJR・・・ではなくせっかくなので静電にて東静岡→JR静岡→新幹線にて実家まで戻る。(今回の帰阪の目的である実家関連の用事が翌日に控えていたので)

で、数日後所用を済ませフリータイムに。本来は天候が良ければ四国上陸をやりたかったのだが、今年の春は本当に天候が不安定で、晴れていたと思えば雨、雨かと思えば晴れる、というほんと春の嵐という感じの天候が多かった。

なので以前一度行ったことはあったが、その時は大改修工事で本丸の内部が見られなかった姫路城を見に行くことに。まだかろうじて桜が残っていて(天候以外は)非常にいい感じでした。





で、例によって回収後の本丸に行ってみたわけですが・・・なんでや、なんで昔のお城はみんな階段が急なんや!高所恐怖症のワシ怖いやろ! (´;ω;`)ブワッ


けどさすが、名城の誉れ高いお城だけあって、内部は見事でしたね。最上階にちゃんと神棚があってお祭りしてあるのがいい。


今回は午後から別の場所回ろうと思っていたので、基本本丸だけを観てあっさり撤収。
(しかしお堀端で乗り合いの手漕ぎ船が見れたりなかなか風情ありましたよ)


ちなみにまだお花見のシーズンだったということなのかお城の外の公園っぽいところで屋台が出ていて、そこの焼きそばでお昼にしたんですが、なかなかこれがひどい焼きそばでしてな?相変わらず食い物関係の勘は鈍いままのようです・・・。


そしてその次に向かったのがJR明石駅からいける明石城址公園。
ちゃんとしたお城が残っているわけではないけど、復元されたと思しき物見櫓と城壁っぽい構造物は残っていて、全体に公園になっている。ここは以前から電車で通るたびに目にしていて気になっていたので観てみたかったところだった。


結果なかなか面白い場所で、公園の物見櫓からは明石大橋が遠くに望め、それ用に小ぶりながらも無料な展望デッキもあったりする。近くに資料館のようなものもあったようだが、ここもタイムリミットでまわれず。遅いスタートだとやはり1日2か所が限度ですな(夜飯食いに行くような繁華街が目的ならともかく)。


そして帰京してから今度は水戸経由で北茨城は磯原まで。
これは例によって弟橘媛命関連の神社があると聞いていたので行ってみようと。なにげに自分的には自発的に行った場所としては本州最北端だったかも(苦笑)。
そして目的地に着いたんですが、ここは自分が調べたかったタイプの神社と違っていて江戸期に水戸学との関連でそれまでに祭られていた天妃信仰と習合・・・というかリプレイスされた場所の模様。

社殿などは確かに弟橘媛命関連の場所の雰囲気はあるんだけれども、自分が一つ感じた違和感は海から近すぎるということ。これまでいろいろ弟橘媛命関連の場所実地に見てきての共通点からすると「海は見えるが近すぎない(あるいは高くから見下ろしている)」という感が強い。そりゃそうだ、水難で亡くなられたという伝承を持つ方なのに海の際の際というのは違和感が残る。

で、後ほど調べてみると前述の天妃信仰(儒教での海運の守護女神)がもともと祭られていた場所の模様。とはいえ現在のご祭神は弟橘媛命には違いないので、しっかりとご挨拶はしておいた。

ただやはり海から近すぎると感じたのは間違っていなかったようで、こういうものが立っていた。近くでは波防堤の工事もされいたので、やはりそういう場所・・・ということなんだろう。


で、これで今回の第一目的は達成できたので、JRに乗って磯原を後にする。ちなみに磯原まわりはなにげに海水浴場?にもなってるのか駅の規模の割にはぽつぽつ飲食店が神社の近くにあった。


水戸に戻って続いては名園で名高い偕楽園。ここも二回目になるんだけど正直庭はどうでもいいwみたいのは園内にある「好文亭」。ここがもう前回見たとき素晴らしすぎてもう一度見ておきたかったと。


元々は水戸藩の福利厚生施設ということらしいが、サイズといい造りといい、ほんといい感じ。どこかに”写し”の旅館でもないものか?そう思うぐらい雰囲気がいい


ただやはりそういう雰囲気の良さというのも、名園・偕楽園の中にある、ということとやはり建物二階から見下ろせる千波湖の借景などがあってのことなんだろうとは思う。




もうほんと 素 敵 ・・・・・。


続いてはその偕楽園から歩いていける千波湖へ。ここの湖岸を見ながら駅まで戻ることに。
(ちなみに偕楽園まではなにげに地味にアクセス良くなくて、行きはバス待ちの時間もったいなくてタクシーを使った→一人だとやはりコスパ悪いですな:泣)



ここを歩き始めたのがそろそろ暮れ始めるかな~どうかな~という感じの時間だったのだが、これはこれですごく雰囲気があってよかった。
特に広い湖面に浮き立つ波紋が、深い水の色と相まって「あ、これ壁紙になるやん!?テクスチャの素材になるやん!?」とバシャバシャカメラ撮りまくって一人キャッキャウフフしとりました。
(情緒もへったくれもあったもんじゃない・・・・・)

そしてここは湖面の周りも桜はもちろんチューリップなども植えられていて、時期的には悪くない季節に行ったことになるんだなと。ちなみに偕楽園は梅が有名だそうで、JRの普段止まらない臨時停車駅(偕楽園)は梅の季節だけ停車するそうな。



そしてこれも想定外だったが、いい感じの夕暮れの空に遭遇・・・・・。
この日は気温はともかく風がすごく冷たくて、前述のように春独特の荒れた天気という感じだったんだけども、おかげでほどよく湖面の上に雲があって非常に雰囲気がありました。
(写真のほうの腕がないことが悔やまれる・・・くくっ:泣)

この日は水戸の駅前でホテルをとっていたので、存分に夕焼けをバシャバシャ撮った後チェックイン。どうも根が貧乏人なので泊りがけの旅行というのは非常に贅沢な感じがして、なにげに抵抗感があるんだけども、もう残りの人生もそろそろ折り返し越えたろうからおっさんはおっさんらしく使うとこではお金使わないと。泊りもやはりある程度数こなさないと経験値あがらないすからね・・・。

ちなみに朝食付きのビジネスホテルでしたがぼちぼちいい感じでした。


で、翌日2日目。

この日はまずひたちなか海浜鉄道を使って那珂湊を目指す。
ただこのひたちなか海浜鉄道、乗車のプロセスがひじょーに曲者で、JRの勝田駅から出ているんだけど、まずIC乗車券使えない(これはまあいい)んだが、なんとJRの駅の構内にひたちなか海浜鉄道としての人力改札があらためてあるという!?=つまりIC乗車券なしでJR勝田駅の改札をくぐらないといけないというめんどくさいことに!?(怒)

まあ18きっぷの場合はそのまま勝田でJRの改札くぐって下車せずそのままひたちなか海浜鉄道の改札へ向かえばよかったんだけど気をきかして一度改札出たわけよ、ホームの中にさらに改札あるなんて思わんので!?(てっきり地上改札とかで別途あるのかと思ってた)結果うまく乗れたからよかったもののとんだ罠でしたよ、ほんとにもう。

しかしそんなことも一両編成・窓にカーテンという列車観たらテンション上がってどうでもよくなった、これよ、これw


おまけに走り出したらすんごいモーターのがんばる音がw大丈夫か、コレ!?と思いつつ慣れるとそれもおつな感じで那珂湊まで。
那珂湊の駅は車両基地のようになっていてけっこう駅の敷地は広かったんだけど、ここも人力改札―おまけにチェーンでわざわざ開け閉めして通してくれる感じですよ!?
(なので写真もっと撮りたかったのだが駅員さん待たすの悪くてほとんど撮れず)

で、那珂湊での目的も弟橘媛命に関係のありそうな妻恋稲荷という神社があるそうなというのを聞いていて来てみたが、ここはGoogleマップには表示はあれど発見できず。
お稲荷さんなので規模が小さく個人宅の敷地内とかあるいはどこかへ移されたのかな、と。なのでここはスパッと諦めて次の目的地大洗へ。

実はこの那珂湊経由のルートを選んだのも今回のもう一つの目的地・大洗にあるもう一つの弟橘媛命関連の神社がこちらから回ったほうが近かったから。
ただ途中で那珂川の鉄橋を結果的に徒歩で越えざるを得ないという・・・またしても高所恐怖症の自分にとって罰ゲーム的な展開が(泣)。

しかしその甲斐あってか鉄橋越えてすぐに目的の弟橘比売神社が。


ここは磯原のそれに比べてやや海から離れて入るとはいえど、やはりちょっと近いな―と思っていたらここも案の定、天妃信仰と習合された・・・というか置き換えられた場所の模様。ただし雰囲気はぐっとこれまで見てきた東京湾周辺のそれと近い感じ。

今回は偶然にも水戸に宿とったわけだけど、こういう神仏の習合というか祀り方の変遷にも水戸学というか水戸藩の影響あるんだろうな~と実地に感じられたのは大きな収穫だった。

これで一応今回の主目的は果たせた―あとは大洗中心部へ向かうだけ・・・と思ったが公共交通機関こねえ、バス停時刻表当てにならねえ・・・。
結果、那珂湊から大洗磯前神社まで徒歩ですよ!?どないなっとるんじゃあ!?

で、歩きましたよ、大洗磯前神社まで。



しかしその甲斐あった!やっぱテンション上がる!






この海に立つ鳥居が有名ですが、大洗磯前神社自体もすごくいい雰囲気の神社でした。清々しいというかね。今年は戌年であっちこっちの神社で犬の大きな絵馬飾られてるのを目にするんですが、凛々しい感じのものは今回が初めて。けどこのカエルさんたちはどういう由来があるんだろう・・・(^^;)

で、磯前神社を堪能したあとは大洗中心部のまいわい市場まで。(結局バスが時刻表通り来なくてまた歩いたけどな!?:怒)

自分はガルパンおじさんではないんですが、以前お仕事でご一緒させていただいてた方がこちらのガルパンショップでいま仕事されてるそうでご挨拶に。いろいろと面白い話が聞けました(やはりかなり地場との密着が特別な模様)。ただ大洗はガルパンで街おこしみたいな感じで一時期取り上げられてましたが、実際に行ってみるとそれだけじゃない、というのは逆によくわかった―ガルパンが先じゃない、大洗という街がしっかりとしてたからガルパンというコンテンツが活きた―というか。


これにて大洗での目的は達成。次はおなじみの鹿島神宮へ向かうべく鹿島臨海鉄道へ。
運賃が1300円弱するので「けっこうするな?」と思ったんだけどもそれも納得、けっこうな距離移動する(40km強)のでいわゆる三セクの鉄道ということを考えれば妥当な金額。ただし思ったより海は見えぬ―というかほとんど皆無(泣)。



で、久々に鹿島神宮キター!?


んですがー!?


今回見たかった肝心のー!


大太刀が展示のための貸し出しでいま奈良行ってるんですって、アカンやん、今回特にそれ見たくて来たのに・・・(´・ω・`)

JR鹿島線本数少なくて乗り継ぎ微妙なのにも関わらずこっちチョイスしたのに・・・。

で、いちおう宝物館はみて例によって鯰絵みてニヤニヤしてたわけですが、面白いことにこの鯰絵自体はこのあたりで刷られたものでなく、やはり江戸市中で流通してたものらしいんですな。ただ鯰石と鹿島神が鯰どもをとっちめてるというところからそういうところへ引用されたという。


そんな感じで今回はなんかスカ引いたような感じだったので本殿参拝のあと宝物館見て、いつもなら行く奥のほうまでは行かず。で、相変わらずこの界隈はぱっとご飯だべれそうなところがありそうでないので、結局すきっ腹を抱えたまま次の目的地、香取神宮へ。



で、なにげに今回が初の香取神宮ですが・・・・・。

す ん ご く 良 か っ た ! !


いやーこれ、なんでいままで来なかったのかと深く反省することしきり―とはいえやはりここも最寄りからの交通の便が良くないわけですよ。

物理的に最寄りのJR香取駅からだと公共交通機関が貧弱で徒歩必至っぽいし、バスやタクシー捕まえられるのはその次の佐原(さわら)駅なんだけども、平日や時間帯によるとやはりバスの本数に限りある―今回も結果的に待ち時間もったいなくてタクシー利用。

だけど今回でJR佐原周辺が水郷の街でもあるらしいと分かったので、香取神宮だけ観にくる感じでなければやりようはいろいろありそうだな、と。


で、肝心の香取神宮ですが(拝門までの参道がそういう雰囲気だったからというのがあったんだろうが)鹿島神宮に比べるとなんとなく曲線的というかもっとぶっちゃけて言うと女性的な感じがする、鹿島の建御雷神といい、双方軍事絡みの神社っぽいのにね。ただご祭神の経津主神に関してはあまり明確なキャラクター付けというかその性格がいまひとつはっきりしていないっぽいので、案外鹿島の和魂というか、対(つい)というか、対称的な存在でありそうな感じはある。



で、どうすか、この地味派手というかゴスロリな感じ(謎)の拝殿は!?


造り自体は比較的新しいようだが、こういう拝殿が成立するところからも、なにかこの香取神宮の個性のようなものをひしひしと感じる。

あと当日もツイートしたが、ここにお参りされる方は拝殿横の宝物館はぜひご覧になるべし―なんというか非常にいい意味で残念な感じのカオス感にあふれた、いい宝物館だ!(これは旧海軍から本宮の名前をもらった練習艦が代々就航しており、その練習航海での土産物が展示されているからというところが大きい―一部国宝も展示されているのにw)

さらにこの香取神宮は門前横丁というか境内に入る前のところに、けっこう出店というかお茶や軽食をとれそうなところがたくさん並んでいる(鹿島神宮のそれよりはるかに充実している)。
なのでご参拝したあとにちょっとここでお茶や甘いものでも食べてゆっくりするという感じも十分できそうだ。
(だから本来は香取→鹿島と回るほうが理にかなっているのかもしれない、一日で両方回るのなら)

ただやはり最後も問題になるのは交通の便。帰りもバスが来るかと思いきや、循環バスが回ってきてくれるのは土日祝日のみらしく、結局はまたタクシーでJR佐原まで戻った。もう少し時間が早ければJR香取まで歩いてみてもよさそうだったんだが、さすがに日が暮れてからスマホでGoogleマップ見ながら初見の暗い道を歩きたくはないので。

ということで駆け足ではあるけれども、4月頭の18きっぷの行程を備忘録的にまとめてみました。

また次のシーズンもいろいろ行けたら行ってみたいところ―そして備忘録まとめるときはもっと間を置かずにまとめましょう!(反省w)

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