【レビュー】『ターミネーター:ニュー・フェイト』/ティム・ミラー 監督

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ターミネーターシリーズはなんだかんだ言って第一作を劇場で見ているので常に気にはしているシリーズ。ただしご承知のように近年は内容的にも興行的にもいまひとつな感じなのが残念だったところに、オリジナルのジェームズ・キャメロン、リンダ・ハミルトンの復帰があるとのことで観に行ってきた。

結果前評判通りに「悪くはないが凡庸さも目立つ佳作」という点を覆すまではいたらないが、値段分には十分見ごたえのある作品だった。その理由は還暦を超えてこれだけのアクションをこなしたリンダ・ハミルトンを筆頭に本作は「女性」を前に出していない(売りにしていない)、女性たちが主人公の「まっとうなアクション映画」だったからだ。

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