【レビュー】『ベルセルク 37巻』三浦建太郎

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ようやく海上編は終わりそうな模様。

『ベルセルク 37 (ジェッツコミックス) 』



島に巣食う海神の体内に潜り込み、急所である心臓を目前にするも、常人なら狂死するであろうその拍動の衝撃波吹き飛ばされ、瀕死の状態となるガッツ。その時イスマの同族である人魚(メロウ)たちの歌声が響き、海神の拍動が相殺される。しかしガッツはその全身の感覚を奪われ、視力さえ覚束なくなっていた。そこにシールケ涙ながらの叱咤が響く―。
他にガッツの少年時代の回想を描いた「遠い日の春花」、転生したグリフィスの出現させたファルコニアに遭遇するリッケルトたちを描いた「幌馬車」「楽土」を収録。

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【レビュー】『ベルセルク 36巻』三浦健太郎

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ある意味”海の上”が続いております。

『ベルセルク 36 (ジェッツコミックス)』




エルフヘルムまでの海路の途中で、立ち寄った小島でのエピソードが続く。

ガニシュカ大帝vsグリフィスの一戦で世界は変貌。異世界との境界線があいまいになったことで、島に祭られていた”海神”の実体化がより顕著に。

島の住民は”人魚とのハーフ”と自称し、村八分にされていた娘・イスマ以外はすべて海神の餌食に。

前巻で宿をウミウシの化け物囲まれたガッツ一行は、狂戦士の鎧の力でなんとか危地を脱するが、この先の航路の安全を考えると、”海神”との一戦は避けられない状態だった・・・。


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