幸せでも不幸でもなく、ただ涙が静かに流れる、そんな読後感の一作だった。
『この世界の片隅に Kindle版』(全3巻)
絵を描くことが好きなすずは、縁談があり昭和18年、故郷を離れ呉へと嫁ぐ。海軍に勤める夫や出戻りの小姑など、新しい家族に囲まれながら、日々は淡々と過ぎていく。
時にはおこる小さな心のさざなみのなかで、すずはやがてここが自分の居る場所である、と自然と思うようになってゆく。そして物語は昭和20年の夏へと進んでゆく・・・・・。
幸せでも不幸でもなく、ただ涙が静かに流れる、そんな読後感の一作だった。
絵を描くことが好きなすずは、縁談があり昭和18年、故郷を離れ呉へと嫁ぐ。海軍に勤める夫や出戻りの小姑など、新しい家族に囲まれながら、日々は淡々と過ぎていく。
時にはおこる小さな心のさざなみのなかで、すずはやがてここが自分の居る場所である、と自然と思うようになってゆく。そして物語は昭和20年の夏へと進んでゆく・・・・・。