前エントリまでで父の葬儀までのことを書いたんですが、事後処理のこともちらっと。
「えー?そうなん!?」ということもあったので、雑学的にざっくりと。
まず、葬儀代―これは前のエントリでも書きましたが、父が終身保険を母名義で掛けてくれていたので、それで賄えました、
こういったお金の話を書くのもどうかと思ったけれども、用意がないといちばん当惑することになるのはここでしょう。
なんせ、支払いが「葬儀終了後二日以内」ときたもんだ(!)
これは葬儀が週半ば、ということでその週以内、ということだったのかもしれないけれど、正直百万ちょっとを越えるお金なんて、そのつもりで用意しておかないと、たちまち困るわけで。
(前にも書きましたが、父の意向で「全部フツー」でやってこれだけかかる)
あと、なにげにうっかりしがちなのがお寺様へのお布施。
これも通夜・葬儀とかだと通常の法事程度と思ってるとまた違うわけで。
(考えてみりゃ人生の節目なわけで、これもあたり前ですわな)
そして、これも後からやってきますが入院・救急搬送などの請求。
こちらはばたばたして頭が先に先に行ってるけど、当然これもお世話になっている以上、支払いが発生します。
うちは幸い、病院にお世話になる期間が短かったので、べらぼうな値段にはならずささやかなものでしたが、これも長期や高度医療を伴うなら、考えとかなければいけないでしょう。
で、そういったものが終わると、今度は故人の生前使っていたものの停止。
携帯電話、電気水道などの光熱費、電話、新聞、テレビ。
このあたりが世帯主が亡くなると、名義変更が当然必要になります。
めんどくせぇ。
あと銀行口座やカード類。
銀行はよく「本人が亡くなるとすぐに口座が止められる!」といわれますが、
節子、それウソやw
これもそういった手続き必要だよなあ、と家族で銀行いって聞いてみたら、こっちが言ってからはじめて向こう止めとるがな!?
ためしにもう一つ契約している銀行のATMで先に確認してみると
問題なく動いてますがなにか!?
面倒くさいことになりそうやなあ、と気合入れていったのに、腰砕けでがっくりしたのは秘密・・・orz
あと、上記の電話やその他の中には、そういった手続きをするのに戸籍謄本や住民票といったものを必要とするのが少なくありません。
いやもう、これがほんとうにべらぼうで、アホみたいな数が要る。
それも「戸籍」謄本、だったり「除籍」謄本だったり住民「票」ではなく「除票」だったり、こんなもんフツーの生活してる人間にはわからんぞ?
おまけに、そういったものを取得する市役所の窓口の係りの人の理解度がピンキリ。
わかっている人はきちっと、そういうケースならこういう書類ですね、と確認・訂正してくれるが、わけのわかっとらんヤツだとてんで必要のないものに訂正させやがる。
ただし、これはこちらが必要なものをきちっとわかっている場合は
「その内容がほしいのではありません」
と伝えれば、印刷終えていても断ることが可能。
ちゃんとなにが必要とされているのか、という内容の把握をこちらもしっかりしておかなければいけない、ということだな。
さらにウチの場合面倒だったのが、戸籍を父の田舎から、いまの住所のある市へ移していたこと。
もちろん、普段の生活の利便性を考えると、それは正解だったんだけれども、こういった際の手続きだと非常に面倒。
なぜかというと、ようするにこういった戸籍関係で、父の生まれたときから亡くなるまでの移動を証明できないといけない、ということらしい。
ここらへんが戸籍に詳しくないとわからんわな。
自分法学部出身だけどマスコミ系だったのでその辺りはしらんぞな、もしorz
で、ここにさらに昨今の電子化の影響もある。
そう、旧来の戸籍が数年前に全部電子化されているようで、その電子化前の内容が必要だったりするのがもうちょーややこしい。
改正原戸籍とかいうらしいが、これをくれ、といっても電子化された戸籍の全部事項証明とかを出してきやがる。
「ちがーう、それじゃなーい!!」
なんど間違って無駄な出費をし、窓口のおねーさんに聞きまくったことか。
で、結局それを取るには、転籍前の父の田舎に行く必要があり・・・。
行ってきましたがな、北摂の山奥まで。
けど、一つはそれで書類OKだったっぽいが、そのとき取ったやつとは別のものがいるとかまた別のところ言われて・・・う、うう(泣)。
とにかく役所でもわかってる、わかってないの違いがすごく大きいので、こちらがしっかり把握している必要があるのは、間違いないですわな。
後半のやり取りは郵送でしたんだけど、それなら余計にそうだわ。
ま、全部電話・郵送でも良かったんだけどこどものころ見た、父の田舎の景色をみたかった、ということもあった。
ということでこの正月もなんどかここへ行く羽目になりそうではある・・・。
ほかにもまだ色々とめんどくさいことがあるのだが、正直まだ進行中どまんなか。
なのでまた一段楽したら書くかもしれません。
めんどくせえ、はげしくめんどくせぇ・・・・・。