書いた責任上・その2

標準

そのスタンスに対して、擁護論的なエントリを過去書いているので、書いた責任上補足。

繰り返しになるが、基本的な人情論としての上杉隆氏、孫正義氏両者への肯定の側面は変わっていないが、事実を報じるという点では、最近の両氏の発言は慎重に吟味するべきであるということを一筆しておく。

特に4/1に「年内一杯」での”ジャーナリスト休止”を宣言した上杉氏が若干ヤケ気味なところがみられる。
結果、一部裏をとらないままの情報で結果的にtwitter上での拡散を行うような形になってしまっている。

孫氏の場合はジャーナリストでもなく、社会的影響力の大きい公人ではあるとはいえ、そこまで厳密なものを求めるのもどうかと思わないでもないが、上記の上杉氏発信の情報(裏とりなし?)的なものをやはり拡散してしまっている部分がある。

たしかにこの期に及んで改悪とも取れかねない子供の被爆量の許容値を検討するなど泥縄的な政府・保安員の対応に「怒髪天をつく」と発言するのは心情としては共感する、特に同じ頭髪の薄い人間としては。(泣)

しかしやはりここを冷静にしたたかに戦ってほしいと思うのは自分だけか。

両氏とも基本的には誠実な人ではあると思うので、余計に残念だ。

ただ江川紹子氏もtwitter上で発言していた有名人の発言だからといって、検証せずに鵜呑みにしない―メディア・リテラシーのいい訓練になるというのはまさに的を射ていると思う。
そこの部分を自分で一度も斟酌せずに、条件反射的に噛み付く人が多いのも、両氏の頑なな態度への一因になっているのではないか。
(両氏への発言に限らず、ある種の発言に対して発火点の低い人が意外なほど多い)

事実は事実として。されど情は忘れず。

そして、自分と自分の大切な人たちに関する判断を、他人に委ねてしまわないこと。

think by yourself.

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