「溜め」や「隙」が状況を動かす

標準

自分用メモです。


このあいだ一曲つくって改めて分かったこと。
(音楽にかこつけて書いてますが一般にも当てはまることです)




そこに「確信」があればちゃんと「待つ」ことができるんだな。
「待つ」というか、「埋めなくていいところを埋めてしまう」ことがない、というか。


「確信」がないとついつい手数を重ねることで「やったような」気になってしまう。


これはヒップホップ系とかそっち側で言われていた言葉だったかと思うけど、
その手のジャンルでは「バックトラックはシンプルに」というのがあるそうだ。


もっとつづめて言えばシンコペーションのことか。
(リズムの裏を意識的に弾かないこと)
※リズム屋さん本業の人から訂正入りました~w言葉としては逆だそうです。
 失礼しました。
(ただしくは→「むしろ裏に強拍を持ってくるイメージ」)


確かにその手の名曲をバックトラックだけ意識して聞いてみると、びっくりするほどシンプル。
けど完成品には有無を言わさぬスピード感と説得力―そしてグルーヴがある。


空白を作ることができればこそ、そこに吸引力が生まれる。


「溜め」や「隙」が状況を動かす。


スペースがあるからこそ流れ込むものがある―。


そういうことなんだな、と。


(このあたりリニアモーターの駆動原理にも似てる)


恐怖に負けて埋め尽くしてしまわない、メリハリをつけること。


手数やかけた労力で「やった気」になってはいけない。


「必要な時に、必要なものを、的確に」投入できること。


「努力する」ことが尊いのではなくて


「正しい努力」をしなければいけない。
(非常にむづかしいことだが)






自戒のために。








※逆にいうと「手数で埋める」場合はコンスタントに一定の方向性を持って埋めなきゃいけないんだよな。
 メタルの刻みのリフなんてそう。マシンナリーに刻むからこそ疾走感が生まれる。
 あれをあっちゃこっちゃばらばらで埋めても意味がないわ。

「溜め」や「隙」が状況を動かす」への2件のフィードバック

  1. のいず

    シンコペーションは裏を弾かないっていうよりは
    むしろ裏に強拍を持ってくるイメージすな。
    弱拍と強拍の位置をずらしてリズムに変化を付けるとかそんな意味です。

  2. niseikkyu

    ご指摘ありがとう。
    正しくはそうですね。間違った書き方してしまってごめんなさい。

    明け方ボケボケの頭で書いたので、文意からニュアンス汲み取ってもらえるとさいわいです。(笑)

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