「ダウンロードして」「焼いて」「インストールして」「設定して」―とりあえずその繰り返しの週だった。
もちろん自分の思うほどに突っ込んではいないし数もできていないのだが。
isoのイメージを探す、ダウンロードする。
モノによっては数時間かかる(DVDのisoだとうちの回線だと確実に3時間以上かかる)
イメージからメディアに焼く。
それを手元にないディストリビューション分繰り返す。
ネットワークインストール?この回線速度だと同じだな。
焼けたメディアを使ってインストールを繰り返す。
種類の異なったディストリビューションを何度もインストールする。
同じハードに別のディストリビューションを更にインストールする。
環境の設定をある程度いじったあとだと少々上書きするのが惜しい。
けど「えいや」とインストールする。
GUIでとりあえずインストールしてコンソールとエディタを使い設定を書き換える。
ディストリビューションによっては定番の位置の書き換えだけではRun level 3 なのにグラフィカルで立ち上がる(笑)。
おかげで漠然としていた一部のディレクトリとか用語の意味がなんとなく見えてくる。
ただ実はここまで時間をかけているにもかかわらずこれまで全体像が非常に漠然としていた。
それは「基礎」を踏まえるために机上での学習を優先していたからだが
実は手元にある教科書類の記述がどれも微妙にぼけてたりする。
いや、間違ってはいないんだ。
ただおなじ用語を説明するのにその「定義」の記述の仕方の幅が散らばりすぎている。
そのくせどの本もそれにある背後の知識までを(親切に)説明しようとする。
混乱するのだ、もっというとフォーカスがぼやける。
実はそれでここまで時間がかかっているのも正直なところではある。
で、結果一番シンプルかつわかりやすく書いてあったのが一番安いムック本の記述だったりする。
それも基礎本を一冊潰してから読んでいるからそう読めるのかもしれなくはあるが―。
で、そもそもなぜ自分が今回この界隈のことを勉強しようと思ったか―。
それは結局自分が一番普段身近に接するwebサービスに関しておよそでいいので全体を把握したいな、という部分があった。
加えてこれまでやってきた仕事が同業からも「土管」とある種蔑称されるということもあるが、とにかく「仕事」と成立させるのに必ず「設備」なり「施設」なりを持つ集団から自由になれないのだ。
つまり基本的にそういうところで飯を食っていこうとするなら必然的に傭兵稼業が避けられない。
(正規軍にでもなれれば別だろうが、そんな「設備」なり「施設」なりを持つ集団自体がそんなモン許すはずがない)
つまりスキルを売ってるつもりでもぜーんぜん独立稼業ではないわけだ。
別に独立稼業をしたいわけじゃない。
ただこんな世の中、「もしも」とか「最悪」の場合に自分の食い扶持の前提が「他人様の軒先必須」な稼業はまずいだろう―。
単純にそういう思いがあった。
そしてさっきも言ったように「サービス全体の把握」―そこへの知的好奇心もあった。
もっとぶっちゃけていうなら
自分でサーバー立てて
スクリプト書いて
Flashでインタフェース作りてえなあw
単純にそういう欲望だったりする。
まあステキなインテリアを志向したばっかりに砂利にコンクリ混ぜて家の基礎工事からはじめてるようなモンではある(泣笑)。
ただ―
ようやく見えてきたのね。それらしいものの入り口の片鱗が。
いや、単純にファイルの置き場所とか、スクリプトの置き場所とかそういったモン―ほんとに入り口の入り口だけなんだけど。
ただ単にスクリプト置いて走らせるモン走らせるだけなら確かに無駄な労力。
けどやりたかったんだ―ちゃんと「わかった」上でやってみたかったんだ。
幸いほとんどのソースがフリーだ。
エミュレーターやら実機、果ては試験用ソフトやら使うたびに金がかかる割には使える場所の限られる知識じゃない。
オマケに知恵や知識、工夫次第ではやりようがある―そこになにを載せてなにを動かすのかすらも実は自由だ。
とまあ、勝手に思てるわけですが。
ようやくその荒野の入り口あたりにたどりついたっちゅーとこかな。
まだこれから草を刈って枝を払い、薪をつくり製材して
砂利とコンクリ混ぜて基礎打って、柱立てて屋根掛けて―ほんとまだまだ先は長い。
ただまあそれを全部終えるまでじっとしているつもりもなくて。
基礎が自分で打てるようになってきたら後は走りながらでいい。
ということでようやく入り口、というお話でした。
ただ、このいまやってるお勉強に執着するつもりもなくて。
基本流れてくる波には逆らわず載っちゃおうとは思っております。
あとはこれでもうちょっと自分自身が言うこと聞いてくれりゃあなあ。
人って唯一人でやってるといろいろ弱いモンよ・・・。
※来週あたりからはちょびっと形式戻せるようにしたいと思います orz