【2016】秋の行楽・その2(奈良・京都編)

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前回に続き、帰郷にかこつけてあっちゃこっちゃ関西方面まわってきたのでその時のことなど。

今回は奈良・京都編だけれども、今回のこのルートは意外と正解だったような気がするので結構おすすめ。もし近くを旅行される際などのご参考にでもなれば。

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■大神(おおみわ)神社

この夏も18きっぷでいろいろ回ったが、その際のアンカーポイント的に神社を目標とすることが多くて。で、結果的にそういうところをいろいろ回っていると関連でよく出てくる名前の神社というのが当然あるわけで、その一つがこの大神神社。三輪山自体がご神体ということで有名なところ。今回なぜか自分の中でフラグが立ってたので行ってきました。

大阪から向かう場合は大阪環状線で鶴橋で近鉄大阪線に乗り換え桜井まで。桜井からJR桜井線に乗り換え確か一駅ほど。あとで確認すると桜井から直接バスも出ている模様。

駅から境内入り口となる二の鳥居までは歩いて数分。途中は地味目ではあるが仲見世的な商店街もあり、参道の途中では屋台も出ていた。

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二の鳥居をくぐるとそこからは木々に囲まれた参道が続く。今回うっかりして順番逆になったが、途中でお参りしといたほうがよさげな末社もあり。とにかく当日晴天だったこともあってか凄く雰囲気がいい。自分はいろんな神社行く際に手水舎を注目して見ているんだが、ここも雰囲気良かった。

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そして参道の階段を上ると社殿が。空の青と木々の緑、社殿の茶と金色が調和してすごく綺麗。なによりも境内の雰囲気がすごく良かった。参拝客が多すぎる神社というのはざわついた感じがしてあまりいい雰囲気でなくなることが多いんだが、自分がお参りした際には多すぎず少なすぎずというのが幸いしたのかもしれない。

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とにかく繰り返しになるがこの大神神社は、そのまとっている雰囲気が自分にとって合っていたようで、普段はめったに買わないお守りなんぞも買うわ、境内にあった榊の樹の苗のおすそ分けを思わずいただいて帰りそうになるわ(我慢したけど:笑)、こういうのはほんとけっこう珍しい。

境内では時期的に七五三ということもあってか、小さなお嬢ちゃんたちがご両親に連れられて晴れ着を着てはしゃぎながらご参拝していたのも良かったなあ、なんか気分が浄化されるというか。
(あとちょっと面白いと感じたこともあったのだがそれは別記事にて)

009ちなみにこの場所でけっこうイレギュラーな行動してたというのは普段なら絶対頼まないであろう日本酒のソフトクリームを駅の目の前の売店でたのんでみたこと(笑)。
おまけにすごく美味しかったという!?

今回の旅行は総じて食事が当たりのことが多かったんだが、今後の反動がコワいw

■興福寺・国立博物館

大神神社に行く!と決めたときから「そういや奈良も随分と行っとらんな~」ということで奈良市内もルートに組み込んでみた。三輪から20分ほどでJR奈良だったかと思う。
ちなみにこの白い立派そうな建物は駅舎じゃない、ただの観光案内所だw

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三輪を出て奈良に着いたのがちょうどお昼頃だったので構内のうどん屋で昼食をとり、徒歩で興福寺まで。ちょっと距離はあるのだが、子供のころいとこがいた関係で奈良はよく行っていたのだが、その際は毎回近鉄奈良駅。なので実はJRとの位置関係がよくわかっていない。そこで実際に自分の足で歩いて実感しておきたかったというのがあった。結果、歩ける距離だが微妙な距離でもある、という結論。目的がはっきりしている人などは素直にバスなどで移動されたほうが良いかもしれない。ただ徒歩は徒歩なりにお土産屋さんなどが寺社のあるエリアまで途切れなく続いているので退屈はしない。

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猿沢の池が見えてきたら寺社仏閣が集中するエリアの入り口。ここから坂を上って左手にあるのが興福寺。ずいぶん久々にきたが一部は改修工事をしていた。ただ五重塔と本堂はばっちり見れた。この本堂拝観の際に共通券というのを買っておくと境内にある国宝館も割安で入場できる。

国宝館はあの阿修羅像をはじめ巨大な薬師如来などの展示があり、なかなか見ごたえあり。確か以前に興福寺に来たのは高校の時の課外授業かなにかでバスで連行されてだったかと思うので(苦笑)自発的に来て、自分の意志で見るのとでは随分と”入って”くるものが違う。阿修羅像はやはり何度見ても素晴らしいですな。ほか個人的に定慶?作とあった小ぶりの阿吽の力士像が素晴らしかった。総じて写実性の高い像が多かったのが意外だったが、そのぶん眼福でもあった(笑)。

続いて公園を介してすぐにある奈良国立博物館へ。ちょうどいい具合に正倉院展やってたのを見る。

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しかしこの正倉院展、国立博物館の特別展示系の悪弊で、ここぞとばかりに普段来ない客が押し寄せるので正直じっくり見れる感じではなかった―なのでここはざっと流す。展示内容もおそらく書(しょ)のだぐいが一番の見どころかと思うが、展示方法からして見づらく全体的にあまり見るべきものもなかった印象。

ここまででけっこう歩いていたので館内地下にあるカフェで休憩。カフェとしてのパッケージはよさげで出てきたものも悪くはなかったのだが、これも官系施設の悪弊で接客がイマイチ。しかしここで食べた子鹿プリンが濃厚で非常に美味しかった。ほんと今回は食での当たりが多くてちょっとコワイw

休憩後、常設のなら仏像館へ。
国立博物館でもそうだが、実はこういうテーマがきちっとした常設展示がじつはいちばん博物館系ではおいしいところだったりする。ここも例にもれず展示内容は素晴らしかった。自分は寺社でいうと神社のほうがどちらかというと好みなのだが、こういう美術品に関しては甲乙つけがたい。ここを見て改めて分かったのは、自分は大きなスケール感のある大仏よりも、小さな金銅仏的なもののほうに心惹かれるんだな、ということ。
(国立博物館でも法隆寺宝物殿のあの金銅仏のスペースは毎回よだれ流さんばかりに見ておりますw)

仏像館を見終えるとちょうどよい時間なので、帰りはバスに乗って撤収。たしか220~230円ほどだった。パスモもいけたと思う。バスはこういうカード類使えるとずいぶん楽。
JRまで戻って奈良線で京都方面へと。

■宇治・伏見稲荷

奈良を出た時点でもう少しで日暮れという時間だった。当初の予定でも宇治によれたらいいなあと考えていたがこりゃ厳しいか、と思っていたのだがツイートを見た18きっぷの師匠・のいずさんより宇治で降りれば~的にコメントが来たので、ここは期待に応えずばなるまい、と降りる(笑)。こういうツイートは一人旅をしているときはけっこう楽しいのでありがたいもの。しかし駅の外はばっちり夕暮れw

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時間的にも寺社によっては門を閉めるような時刻が近い。なので急いで宇治神社まで歩く―何とか日の出ている時間までにお参りすることができた(この先の宇治上神社も行きたかったが時間的に断念)。しかしここのお社、いつも側道のほうの参道から入ってしまって、正面の階段からの参道から入りそびれるのよねえ。よってお手水は前後してしまうがいちおう形だけ済ませる。そこから宇治川へはすぐなのでそちらへ抜ける。

微妙な時間なので降りるの迷ったが、結果的にこの時間に降りたせいでけっこう夕日の時間独特の景色を楽しめた(写真もぼちぼちいいのが撮れた)-ここはあおっていただいたのいず氏に感謝(笑)。しかしなあ、この日暮れの時間まで残ってるヤツってきゃっきゃうふふなカップル客しかいないワケでしてな・・・。そんな皆様に削られる我が心のように夕日も沈んでいくのでありますよ、トホホ。

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せっかく宇治まで来たのでほんとは抹茶アイスでも食いたかったのだが、この日は日中はともかく、この時間になるとけっこう気温が低い+河川敷独特の川風もきつかったので正直かなり寒かった。日も暮れ切ったこともあり、ここは素直に撤収。あとは京都へ向かうだけや~!

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というところなんですが、電車乗ってる間に・・・に気づいちゃったんですよね・・・


「あれ、たしか伏見稲荷ってライトアップ・・・されてた・・・っけ・・・?」

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ということでこの日の最後はやけ気味に伏見稲荷!

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ライトアップされていることにバクチで降りてみたワケですが、ちゃんとライトアップされていた―けどちゃんとした三脚でも持ってないとこりゃちゃんとした写真は撮れんわ!?、ということで数枚撮ってあとは夜の独特の境内をぶらぶらと。しかし千本鳥居・・・光量足りん状態で写真撮ったらすっごくホラーですよ・・・・・。

ということでダメ押し気味のお参りも終え、京都へ抜けて実家へと戻ったわけでした。これにて今回の奈良・京都周遊は完了!

途中ちょっと面白い話や少し不愉快に思ったこともあったんですが、それはうまく書けそうならまた別記事にて。


何はともあれ一日めいっぱい使い切った感じで自己満足感は高い行程でしたな。

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