SolidRun CuBox を使ってみる(その5)

標準

CUBOXの話。続き。




mkimageでinitrdを変換したのでコンソールからインストーラーを起動するあたりを。


前回までで必要なファイルを作成してるので、それらをUSBメモリへコピーしCUBOXのUSB端子の上段(USB0番)へ。

OSの入れ替えになるので、通常のPCだとHDDに相当するmicroSDは当然新調しました。
秋葉原のソフマップでワゴンセールの32GB。値段は忘れたw




USB-シリアル変換用のUSBケーブルも本体へ接続し、ターミナルソフトを立ち上げて、コンソールでの操作ができるようにする。

あとネットワーク・インストールになるのでLANケーブル挿すのも忘れずに

その上でいよいよ本体の電源を入れるわけですが・・・。

いちおうこのときもう一つのUSB端子にキーボードとマウスもつないどきますか・・・。
あとHDMI端子経由でディスプレイにもつないでおくのも。

あれ?コンソールで操作するんじゃないの?と思われたかもしれませんが・・・。

基本、そうなんです。
teratermとかコンソールソフトで操作でOK。

だけど、自分が試行錯誤してインストール作業やってたときに、HDMI経由のディスプレイ表示-通常のインストール画面出てきたケースもあったんですな。

ほんとはこっちで操作できたほうが、圧倒的に楽。

ただし、いろいろ設定変更してやってみたんですが、きちっとこのHDMIに出力される状況というのが切り分け切れなかった。

なので保険として、つなぐことのできる方はつないでおいてもいいかと。

もちろん

「わしゃそんな中途半端なことはせん!漢は黙ってコンソール一発!

というかたは大変潔いと思いますし、ケーブルの取り回しも潔くて楽なので、このあたりはお好みで。

ただ、つなぐ場合は当然残り一個のUSB端子なのでUSB-HUBなり、USB接続端子を持ってるキーボードなどが必要となります。

自分は持ってたコレを使いました。

BSH4U08BK



(小型のUSBハブで、個々のポートにON/OFFのスイッチがついているので重宝します)

<USBメモリから必要なファイルをメインメモリへロードする>

で、いよいよ通電でございます。

※繰り返しになるけど、やり方は公式wikiの通りなので、実際に操作する場合は必ずそっちを参照してくださいね。

CUBOXにガスっとACアダプタ差し込むと、teratermの画面に文字が走るはず。
(ここで文字化けする場合はもういちど設定のボーレートがあっているか確認を)




ここで最後の行にある「Hit any key to stop autoboot:」ここの右側の数字が3⇒0へカウントダウンする間になにかキーを押せば、この画面で止まる。

※止めそこなった場合でも「CTRL+C」で止まります。

ここからu-boot上でマニュアル操作により、カーネルとinitrdのイメージをロードさせ、あとはネットワークインストールでOSのインストールが行われる・・・と。

ではいってみましょう。

最初はつないであるUSBメモリを認識させるコマンド。

usb start と入力。




ここで「1 Storage Device(s) found」と出てきていれば、メモリへロードできるUSBメモリを認識している、ということに。

続いてuImageuImage.initrdをそれぞれ読み込む。

fatload usb 0:1 0x16000000 uImage




fatload usb 0:1 0x18000000 uImage.initrd




ここでのポイントはUSBの番号USBメモリのフォーマット

USBの番号は、ここまで何度か繰り返してきたように「USB0番端子」に接続している、というのが

fatload usb 0:1 0x16000000 uImage

この赤字の部分。

で、「USB 0:」のあとの「1」なんだけど、ここを状況によって「0」か「1」かで打ち分ける必要がある。

正確に切り分けするとこまでやってなくて申し訳ないんだが、これは「USB0番のパーティション1」ということ?
(何度かUSBメモリをとっかえひっかえでやってたときはUSB 0:0でも通るのよね・・・というか公式では「0:0」だし)

ここが違っていると当然イメージをロードせずにエラーメッセージが出る。
(なので各自トライアンドエラーでお願いします)

次に

fatload usb 0:1 0x16000000 uImage

の部分。この赤字のfatはUSBメモリのフォーマット形式によって変わる

windowsなどでフォーマットしてあるFAT32形式であればこのままでよいが、Linuxなどを使ってext2ext3でフォーマットしてあるとここを

ext2load usb 0:1 0x16000000 uImage

という風にコマンドを変えなければいけない。
(前述のUSB番号の話も案外このフォーマット形式が関係してるとか?)

どちらにせよ、正常に読み込みが完了すれば、上記のようにテキストでローディングバーが表現されるのでわかると思う。

これで、メインメモリ上にネットワークインストールを行うのに必要なカーネルとinitrdのu-boot形式でのローディングが完了した。

次に行うのがu-bootのコンソールへの出力環境の設定。

setenv bootargs console=ttyS0,115200 useNandHal=single

ここは何も起こりません、スコッと行が変わるだけ(笑)。
ちなみにここは単純に操作環境を設定しているだけなので、はしょっても実はあまり問題ない模様。(笑)

というか、このあとの操作でコンソール画面が時々化ける場合はここでいろいろあがける場合も。

で、次がいよいよ起動コマンド。



<メインメモリからロードしたイメージを起動する>

読み込んだイメージの起動は以下。

bootm 0x16000000 0x18000000
(bootm 起動アドレス1 起動アドレス2)




上記のようにstarting kernel とでたら起動の成功。

あとはコンソール画面上でだが、通常のdebianのインストーラが起動する。

慣れた方ならあとは画面を見ればわかるだろうし、Linuxに慣れていない方でも、画面の英語表記をみればおそらく問題ない・・・・・

はずなんだよね・・・・・クックック。

(不穏な空気をかもし出しつつ、以降次回)

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